更新ペースがのんびりまったりで、撮った写真が季節
はずれになってきた、もりのいえ 第二弾いっときます。
ここでの生活は、朝6時半からはじまります。
「入り口(玄関)と出口(トイレ)は常にキレイに
しておいてください」と、まぁさんにお願いされました。
なるほどなぁ、うまいこと言うな~ と感心。
というわけでまずはトイレ、リビング、玄関などの
掃除と洗濯です。
家では起きてすぐに掃除をすることもなく、雑巾がけも
義母にやってもらってばかり。
「帰ったらもっと雑巾がけしよう」
と、雑巾かけしながら、心に誓った私は
トイレ掃除と雑巾がけは以前よりするようになったけど、
ドロボウに入られた後のような部屋になっているのは
どうしたらいいですか?
反省してるふりの、自虐ネタはこのへんにしておいて。
写真:畑からみたもりのいえ
7時に朝食をとり、片付けたらお昼まで午前の作業。
内容はその日によって変わってこれがまたおもしろい。
・通販しているお菓子の袋詰め作業
・お味噌、テンペ作り
・お風呂掃除
・大掃除
・布団干し
・お米の選別
・子供と遊ぶ
・アフリカンダンス
・昼食の用意
・ピアノコンサート
子供と遊ぶ?アフリカンダンス?うん、そんな日も
あったなぁ。お昼を食べたら、2時間ほど休憩。
その後は午後の作業の合間をみて夕飯までに順番に
お風呂に入ります。お風呂は薪風呂です。
4年前には入れなかった薪風呂に入れるようになるまで
回復したんだなぁと、薪のニオイのする服を着ながらしみじみ。
写真:もりのいえの薪風呂
帰る10日ほど前までは「できない」と決めこんで、
風呂焚きは他の人にやってもらい、
薪ストーブの薪入れも、
最初の数日はCSを悪化させたくなくて避けていました。
*私は大丈夫になりましたが、CS発症者で薪や炭火に
反応する人は多いです。
もりのいえで暮らしているうちに、薪ストーブに
薪を入れ、薪風呂を焚くことができるようになりました。
工夫次第で煙に巻かれずにすむのです。
できなかったことが、できることになるって
ワクワクして、気持ちいい~ ♪
どうしてもできなかった(やらなかった)のが、灯油
ストーブの点火、消火と灯油の補充。
でも、風呂焚きができない私を責めることはなく、
できないことは他の人にやってもらって「ありがとう。」
自分ができることをすればいいというスタイル。
もりのいえでは、個人をとても尊重します。
ひとりひとりの違いを受け入れて、
ありのままを愛してくれます。
働いている姿をみると「ありがとう」
作業が終わって一段落するとまた「ありがとう」
笑顔とありがとうがたくさん。
具合が悪かったら無理をしないで休んで下さいと
最初に言われました。
私が無理をして働くと、それは必ず他の人にも
伝わり、私一人の問題ではなくなってしまうこと。
他の人が具合悪いときに休めなくなってしまうとも。
「ごめんなさい」じゃなくて「ありがとう」
でゆっくり休んでくださいと・・・
病気とはいえ、すべての生活用品を変えてもらい、
来客が減り、人間関係や行動も、「私の病気のために」
制限される私にあわせてくれる家族や友人に対して、
感謝の気持ちを伝えることが下手でした。
ありがとうじゃなくて、ごめんなさいと口で言いながら
心の中では卑屈になり、こんなに具合悪くなるのに
わかってくれないと、逆ギレ?ばかりでした。
これじゃぁ、ヤクザもびっくりですねぇ。ヤレヤレ
「愛とありがとう」にあふれていたもりのいえ
その場をとても大切にしているホストのまぁさんと
1日中笑顔で過ごしている理恵ちゃんと真千子ちゃんの
気持ちが伝わり、それがみんなにひろがっていく。
本当に、居心地のいいところでした。
気持ちって伝わるんだよね。
夕食の準備やその日の作業をして夕飯に。
片付けが終わると自由時間です。
薪ストーブのまわりで、本を読んだり、おしゃべりしたり、
布ナプをチクチク縫ったり、のんびり過ごすのです。