フードハートパーティーの続きです。
トージバの神澤さんの麻の話がとても印象的でした。
麻というと、麻薬というイメージが日本では強いのですが、
その昔、麻は竹と同じく日々の暮らしに欠かせないものでした。
私の田舎のほうでも、美麻村、麻績村(ご先祖様の出身地)
といった麻にちなんだ地名があります。
麻が禁止になったのは、戦後のアメリカの影響というのは
知っていたのですが、驚いたのは、麻からプラスティックが
作れるということ。
知ってました? しらなんだー
お餅を作るように、蒸して、叩いて、伸ばして、乾かす。
石油製品のように、作る工程でいろいろな薬品もいりません。
1920年にアメリカで、麻のプラスティックで車を作った
そうですが、石油産業につぶされてしまったようです。
それは、麻は繁殖力が強く、自給できてしまうから。
石油で一儲けしたい人たちには、目の上のたんこぶだったの
ですね。ここ、すっごく納得。
また、麻を植えて福島の放射能対策に一役かえないかなど
いろいろな動きがでてきているそうです。
亜麻仁油、種、布、紙、いろいろな製品がありますが、なんと
麻から、25000種類のものができるそうです。
知ってた?しらなんだー
それに、麻を育てるのに農薬や、水はいらないのです。
なんて素晴らしい植物なの~
勝手に育ってくれるから、石油争奪の戦争だってない。
金儲けしたい人には、残念な植物なんですね。
エイズバンクーバーでボランティアをしていた時に、医療用
大麻の有効性も実際に聞いていましたが、その効力と成果は年々
上がってきています。
いまだに、覚せい剤や、コカイン、シンナーなど本当に体に悪い
ドラッグと同じ位置にあるのは、日本だけのようですね。
麻の力、竹の力、大地の恵みをいただいて、自然と共存する。
人間も自然の一部。
昔ながらの生活を見直す時期に来ているのだと思います。
合成洗剤や、柔軟剤などの石油製品で具合悪くなる私には
目からうろこ、そして何も考えずに使い続けた結果、化学物質
過敏症になった、自業自得の自分を再認識した話でした。
*私は、長年の喫煙、不摂生、石油製品の使用など発症原因が
自分に思い当たる節がたくさんあるため、このような表現をして
いますが、多くの発症者の方はシックハウス、農薬、副流煙など
外からの影響を受け発症しています。
フードハートパーティーに参加させていただいて、生産者さん
とのご縁やつながりだけでなく、自然とのつながりを実感する
よい時間をいただきました。
ありがとうございました~
そうそう、麻やオーガニックコットンは石けん成分を吸収
しやすく、時間が経つと、特にゆすぎが十分でない場合、
残った成分が酸化して、とんでもないニオイを発生します。
自然素材ほど、竹の湧泉で洗うことをお勧めします。