日本初
日本初の化学物質過敏症のドキュメンタリー映画、いのちの林檎オンライン上映会のお知らせです。
近々の案内になってしまいましたが、本日1月29日(金)~31日(日)の3日間、いのちの林檎のオンライン上映が開催中です。
いのちの林檎は自宅の新築でシックハウスになった後に、近所のゴルフ場の農薬散布で化学物質過敏症を発症した早苗さんという若い女性とお母さまのドキュメンタリーです。
早苗さんは、病名がわかるまでに、6年かかり重症化していきました。2012年制作なので、さかのぼるとまだ化学物質過敏症が病名登録される前です。私も病名登録される前の2007年に発症しましたが、当時は化学物質過敏症を知らない人が多かったです。
私は運よく、発症前から化学物質過敏症という病気があるということを知っていたので、すぐに受診することができましたが、いのちの林檎の主人公早苗さんのように病名にたどりつくまでに時間がかかり、違う薬を飲んだり、重症化したり、なかなか回復しなかったりという方たちがいます。
奇跡の林檎の木村さんも登場しています。(映画化された奇跡の林檎ではないのでご本人が出ています)
数年前にチクチクの会で一緒になった方が、映画の奇跡の林檎を観に行ったら、間違えていのちの林檎だったと聞いてびっくり仰天。その方も間違えたおかげで、化学物質過敏症という病気があるということを知ったと言っていました。
誰にでもおこりうる化学物質過敏症という病気。毎日使っている日用品で体調を崩すという、ちょっと特殊な病気。化学物質過敏症が重症化した娘さんの壮絶な暮らしを、CSさんだけでなく多くの方に一度は観ていただきたい映画です。
最終日、31日(日)の15時~15時半に映画の感想や当事者の声を共有するオンラインミーティングがあります。30分という短い時間ですが、こちらもタイミングがあう方是非参加してくださいね。
私も久し振りに観ようと思います。回復した今、もう一度観てどのように感じるか、楽しみです。
化学物質過敏症という当時あまり知られてない、難しい病気を題材にしてくださった、監督さん、プロデューサーさん、製作会社の方々、そして化学物質過敏症を重症化して苦しんでいるところにカメラがまわり、取材をうけるのもそれはそれは大変だっただろう早苗さんとお母さん、他の出演者さん、奇跡の林檎の木村さん、このドキュメンタリー映画に携わったすべての方に改めて感謝の気持ちを伝えたいです。
きさらづ大学主催、チケットはこちらからどうぞ。
水沢腹堅 (さわみずこおりつめる)
大寒の次候、厳しい寒さで沢の水さえも凍る頃で、最低気温の記録が聞こえてくるのもこの時期が多いようです。
昨日も雪が降り、外が白くなったのをみたのは今年はじめて。雪の後の散歩の空気が気持ちいいことといったら。寒いけれど、おひさまの向きや日が少しずつ延びてきているのを感じてきていますね。
自転車で10分のところに、こーんな散歩道があることのありがたさ。いのちの林檎をはじめて観た頃にもこの公園はもちろんあったわけだけども、「歩く」ことを日常のルーティンにしてなかった私は、あるのに見えなかったのです。
そして、外に出ると柔軟剤や消臭剤、防虫剤(玄関や窓から防虫剤のニオイがしてくる家ってほんとにあるんだよ。CSあるあるその10)が辛いからと、どんどん家にこもっていき、悪化の道をたどりました。
家にこもり、動けなくなっていき、過敏度はどんどんあがり、体はどんどん辛くなり、SFの世界さながらの嗅覚に、自分でもこの先どうなってしまうのか、どうやって生きていけばいいのか、お先真っ暗でした。
いのちの林檎の早苗さん、ここいらでご縁のあった重症のCSさんたちは、どうしているだろうか、少しでも回復しているのか、今も苦しんでいるのかと、あの時のあの方はどうしてるかなと時折思い出しては、少しでも回復していることを祈らずにはいられません。
もしもこのブログをみていたら、体調のいい時にでも連絡くださいね。
休んでも、やめても、止まっても、また歩き始めるだけ
また、それか。 と、ここいら常連さんたちの心の声が聞こえくるわー あ、自分の心の声も言っていました。
繰り返し言うことで、自分の脳と細胞にも教えてあげるのです。
今日は和暦最後の満月。眠かったり、心がざわざわしていたら、月のせいにしちゃいましょ。そして、立春、和暦の正月を迎えるために、大掃除をし忘れたところをささっとお掃除すると気分もあがるかもです。