竹の湧泉について

香料系のニオイ落としに欠かせない、化学物質過敏症御用達の竹の湧泉。原材料は、竹炭と竹灰を湧き水で煮出したミネラル水、シーマロックスという鉱物からの抽出液、極わずかな量のセスキ炭酸ナトリウムです。

何故、香料系のニオイが落ちるかというと、シーマロックスが汚れやニオイ成分に吸着して剥がしとる性質があるからです。そのため、湧き水に含まれるミネラル成分などに吸着して凝固化する場合があり、白い浮遊物のようなものがみられることがあります。

もしそのようなものがあっても、有効成分ですのでよく振ってお使いください。また、長時間日にあてたり高温になる場所での保管することは劣化の原因になりますので避けてください。

ほとんどのここいらのお客様がお得な3Lをお使いいただいていますが、そのまま使うのではなく、竹の湧泉1Lボトル、ペットボトル(水や炭酸が入っていたボトルをお勧めします)、プラスティックが苦手な方はガラス瓶(ドイツ製WECKの長い瓶をお使いの方もいらっしゃいます)などに移し替えてご使用することをお勧めします。詰め替えて残った3Lパックは空気を抜いて、日の当たらない場所で保管してください。詰替時は異物が混入しないよう気をつけて下さい。

竹の湧泉は、工業製品ではありません。原材料が竹、鉱物と湧き水という自然の恵みのため、お米や野菜と同じようにその時によって違いがありますが、製造元では同じ状態になるように日々水質検査や、成分検査など細心の注意を払っています。ただ、お使いの環境などにより、状態も変ります。

竹の湧泉は、お洗濯だけでなく、液体消臭剤として、お掃除に、またお風呂に入れてもお使いいただけます。毎日は洗えないバッグやダウン、スーツなどにスプレーしておくとスッキリ。日々のお洗濯に追われている化学物質過敏症の救世主なのです。

使い方などご不明な点がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。また万が一、浮遊物などがみられ、心配な場合は写真を撮ってお送りください。

桃始笑(もも はじめて わらう)

二十四節気、啓蟄の次候、ももはじめてわらう。昔は、花が咲くことを「笑う」と表現したそうです。上の写真はまだ梅なんだけど、梅と桜の間に咲くのが桃なんだとか。

ここいらブログを楽しみにして下さっているというお声が届くと、クルクル回って大喜びしています。ありがとうございます! そこですぐに更新しようと思うのだけども、なかなかどうして、のんびり気まぐれ更新のまま、ついに、二十四節気の雨水の間に更新ならず、啓蟄に突入してしまいました。七十二候ごとに更新して覚えたいと思っているのだけども・・ようやく更新できましたよー

今までは、春分と秋分におはぎを食べ、冬至にカボチャ小豆を食べるくらいしか意識してなかったので、もう少しだけ自然に近づいたからよしとしましょ。食べることばっかり笑

でも、食べ物大事です!どうやって作られ、どうやって料理して、何を食べるか、本当に大事だなぁと最近つくづく感じています。

このところPC作業に追われ、電磁波の影響うけて体がしんどいぞーって悲鳴あげそうなのに、忙しいと畑や堆肥の切り返し作業にも行けず、負のスパイラルに入ってしまうので、お散歩でもアーシング。左上に白鷺が飛んでいるの見えるかな。今年は鷺の数が多いような気がします。

すべての人に平等に与えられている、おひさまと大地。土や植物に触れて、大地にタッチしていますか?ワンちゃんの落とし物を踏まないよう、入念にチェックしてから座らないと悲劇がおこるけれども、お弁当食べたり、のんびりするだけでも気持ちいいんだよね。

311と父の末期癌

13年前に化学物質過敏症という当時は病名登録されてなかった病気になり、暮らしが一変した私と家族。

発症したての頃は、次から次へと反応するものが増えて、この先どうなってしまうのか見えない不安で、体調悪化に拍車をかけていきました。

昨日は311から10年でした。当時は発症してまだ3年くらいで、悪化の道を順調?に転げ落ちていた私は田舎に避難したことをきっかけに、少しは回復してきていたのだけれど、まだまだいろいろなことができなくて苦しかったです。

地震があった時間はちょうど、末期癌の父の余命宣告を病室で医師から聞いていた時でした。311の1年後に綴ったブログはこちから、興味のある方はどうぞ~

私にとって311は父の旅立ちに繋がります。末期癌がわかって2ヶ月足らずで旅立った父、看病というほどのことはしてないのだけど、とても濃く大切な時間を過ごしました。

できるだけ毎日病院に顔を出しながらも、当時は、病院に1時間もいたら苦しくなっていたので、体はヘトヘトでした。

父の家は防虫剤がたっぷり仕込んであり、化学物質過敏症を発症後すべて捨ててもらってはいたけれど、体はまだまだしんどかったのです。(父はナフタリン星人、母はバルサン星人、娘CS) ←ここ笑って欲しいところですよー。

父を自宅で看病する体力に自信がなく、自宅に連れて帰ることをためらっていた時に、看護師さんに言われた言葉。

「今が一番いい状態なんですよ」

ああ、そうだった。父はこれから死にむかってどんどん弱っていくんだ。その言葉どうりに、あっという間に体重は体温と同じになり(と、父が病室で笑いながら言ってたんだよね)、歩けなくなっていきました。

結局10日ほどしか家に連れて帰ることができなかったことに後悔している私が救われたのは、ヘルパーさんに筆談で話していた父が残してくれた言葉。

「家に戻れて最高の幸せだ。人に気を遣わなくていいし、埃がない」

埃がなくなってよかったね、本当にキレイ好きだったものね、お父さん。

見えない不安と先の心配

あの当時の私は、父の家に何日も寝泊まりしたら、悪化して看取ることもできなくなるのではないか、また自宅にいることができなくなってしまうのではないかと、見えない不安と先の心配に囚われていました。

過去に囚われ、まだ来ない未来の不安で、今を生きてないということは、頭や言葉ではわかっていたんだけども、実際の行動や心がついてきてなかったのです。

昨日、ここに綴ったように10年前のことをいろいろと思い出していると、ふと、頭をよぎったのが

明日死ぬかもしれないのに、明後日のことを心配して、今日(今)を生きてない 

ということ。

ああーそうなんだよね。過去とか未来とかいまいちふんわりしすぎてわかりにくかったけれど、明日、明後日、今日に置き換えたら、なんだかとってもしっくりきちゃった。

CS(化学物質過敏症)もそうなんです。ある日突然具合悪くなって、今までになかった症状や、反応するものが増えて、この先どうやって生きていったらよいのかと不安だらけ。でも、家の環境や身の回りのもの、暮らしを見直して、だんだんと曝露して体調崩しても回復するということが体でわかってきたら、落ち着いてくるのです。 

今は、辛くてもどうか希望を捨てないでください。

自分の化学物質過敏症を「受け入れる」ことから、回復への道がみえてくるのかなと思います。

幸せの青い鳥~ 散歩中の野川公園で出会いました。歩いていると色々な出会いがあります。

今日を生きる

明日死ぬかもしれないのに、明後日の心配をしている、今日の私

これから先、あの時の私と同じように、人生の中で大切な場面に直面するであろう、CSさんに。

火事場の底力は以外とびっくりするくらい出てくるから、本当に大切な時はできるだけ踏ん張って下さい。そして、その時のためにも、曝露した後のお手当の手段をひとつでも多くみつけておいてください。

そして私は、あの時の父にしてあげたくてもできなかったことを次の時にできるように、毎日のお手当に励んで、もっともっと回復すると誓ったのです。

4年前には、お世話になった伯父さんの看取りで病院に一晩泊まり、防虫剤だらけの家でのお通夜の後の雑魚寝から葬式までこなすことができました。

防虫剤屋敷に数日泊まったけれど、その内の1日はベランダで蚊に食われながら寝たことは内緒にしておこうかな。 こ、、こなしているって言っていいのか??

もっともっと回復して、今まで助けてくれた大切な人と、大切な時間を過ごすために、私は今日も明日も歩きます。

大地に足をつけて、大地にふれて、毎日歩くよーー  最近、歩くだけでなく、走ってますよん。ちょっと自慢。

健康の源の大地。CS(化学物質過敏症)が回復した大きなきっかけになった畑のことは次回のブログに綴ります。